2010年7月12日月曜日

"旅への想い" 地球旅遊(http://www.geocities.jp/chikyu_ryoyu)への投稿

2010年07月12日 月曜日10:58 晴れ 最低気温;22'5ー24ºC 最高気温;30ºC BARCELONAから
"旅への想い"
旅行者は、その土地を、ただ通り過ぎる人が、大部分だ。観光旅行者は、ただ、その国の表面を、
か擦っているのにすぎない。その土地の言葉もろくに喋(しゃべ)れない旅行者が、多いから、しょうがないのかも
しれないが。西アフリカのどさ回りの旅で出会った日本人旅行者の安木の言った "旅とは、人民の文化交流である。"というのは、旅人の金言だと思う。俺は、"旅とは、そこに住んでいる人びとの心を知ること"だと思う。
昔は、お金が無かったから、みんな地を這うゴキブリ旅行をしていた。今は、みんなお金があるから、若い人でも、
大名旅行をしている。民衆から浮(うわ)ついた、きわめて表面的な旅行をしている。旅行者と言うよりは、
観光消費者と言った方がぴったりの観光客旅行者が、うじゃうじゃ居る。なんだか商業観光客·消費者の
ネズミの群れを見ているようだ。いわゆる買い物中心の商業的旅行者が、ごまんといる。地元の商店も
観光客にできるだけお金を落として貰いたいのが本音だが。観光資本によるための、観光消費者に成り下がっている
旅行者が多い。旅も、旅行も、観光"資本"に、呑み込まれて逝(ゆ)くのか? 世界ケチケチ旅行研究会の
"ザ個性的な旅"が、おしまいになったのと、時を同じくして、旅行者がお金持ちになって、旅人から、
観光旅行消費者になっていったと思う。お金がない時は、その土地の人びとの助けが要る。その土地の人びとと
だいたい同じ程度の旅行をする。だから、その土地の暮らしぶりが、もっと良く分かったハズだ。それで、
その土地の人びとと友達になって、住所を貰った人も多いはずだ。旅が終わって、いったい何人の友達が出来たか
が、旅の財産だろう。今は、観光商品だけ、たくさん買って、ひとりも、地元の人びとの友達が出来ない人が
多いようだ。まだまだ、地をはい廻るような、ケチケチ旅行者は、存在するだろうが、なんだか陰が薄くなった
ようだ。金旅人は、貧旅人を、駆逐する。地球旅遊に投稿する旅行者も、観光旅行者がほとんで、読んでいて、
ワクワクしない。まあ、時代が変わったのだろうが。人びとも代わったのだろうが。ケチケチ旅人は、いったい
どこへ行ってしまったのだろうか? たぶん、人びとの目には、もう、留まらなくなったのだろう。それでも、
電脳網(インターネット)のおかげで、探せば、ケチ旅人に出会えるかも知れない。お金に呑(の)まれた旅行者
なんかは、見ていて憐(あわ)れだ。観光消費者の"群れ"を眺めていると、なにか 虚(むな)しさが、込み上げてくる。消費者の"群れ"。"お金"の人びとの"群れ"。やっぱり、これからは、"群れ"から、脱出する"個性的な"
旅が、復興してゆくだろう。みなさん、地球旅遊の投稿欄に、"自分"の旅をどんどん投稿してください。
とがみよしひこ http://yosihikoyasuhito.blogspot.com

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